障害年金は「国の世話になる」ということ?

2016年02月26日

こんにちは。

 

昨日は兵庫県神戸市のリハビリテーション施設さんで講演会をしてきました。

現在リハビリに励んでおられる方に対しての講演でしたので、

あまり専門的になり過ぎず、障害年金という制度の概要を知っていただいて、

適切に利用していただけるようにお話させていただきました。

ご質問もたくさんいただき、障害年金に対する関心の高さを感じました。

 

数回にわたって、講演の内容、質疑応答について書かせていただきます。

 

まず、「障害年金という制度がある」ということを知っていただかなくてはいけません。

「年金」と一口に言っても、皆さんがイメージされるのはほとんどが老齢年金なんですね。

年金=年を取ってからもらうもの

というイメージなんですね。

しかし、年金制度は以下の3本立てになっています。

  1. 高齢となったときの老齢年金
  2. 病気やけがで障害を負ったときの障害年金
  3. 大黒柱が死亡したときの遺族年金

皆さんが毎月支払っている年金保険料で、上記3つの請求をする権利があるのです。

 

「できるだけ国の世話にはなりたくない」とお考えの方がいらっしゃいましたが、

障害年金は「国からの施し」ではありません。

「年金保険料を支払っているから、保険給付を受けられる」という点では、

民間保険に近い制度になっています。

 

「障害年金という制度がある」ということを知っていただくこと。

「障害年金は国からの施しではない」ということをご理解いただくこと。

昨日の講演では、この2つのことを知っていただくだけでも成功だったのかも知れません。