従来の品質管理の手法とHACCP(ハサップ)の違い

2018年08月11日

こんにちは。

 

今日は従来の品質管理の手法とHACCP(ハサップ)がどう違うのかを書きます。

 

従来の品質管理は出来上がった食品が、

安全で品質管理基準を満たしているかを判断するために、

抜取検査をしていました。

 

この抜取検査は、機械や電機製品では非常に有効ですが、食品では信頼性に限界がありました。

というのは、食品は原材料が天然物ですので、物によって品質にばらつきが出てしまうためです。

 

例えば唐揚げを1日に1万個作ったとします。

そのうち5つをサンプリングして検査をして、合格になったとしても他の9995個が安全だと言い切るのは難しいでしょう。

 

一方HACCP(ハサップ)は、原材料や製造工程での危害要因を明確にし、

これを重点的に管理する手法により、

製造工程での安全性を担保するという方法です。

 

HACCP(ハサップ)が適切に運用されていれば、その製造ラインで作られる製品は安全だ、ということになります。

 

このHACCP(ハサップ)を導入することにより、

従来の品質管理手法では限界があった、出来上がった製品全部の安全性を担保するということが、

できるようになると言えます。

 

HACCP(ハサップ)の導入についてはこちら

お問い合わせはこちら