2018年10月04日
こんにちは。
前回からHACCP(ハサップ)の修正処置について詳しく書いています。
前回は「HACCP(ハサップ)の修正処置の設定」について書きました。
今回は、前回のまとめとして「修正処置の手順」、
そして「修正処置として規定すべき事項」について書きます。
修正処置の手順
<初期対応>
- 製造ラインの停止
- 関係部署の連絡
- 逸脱時の該当ロットの区分
<原因調査と暫定処置>
- 原因の推定
- 推定による暫定処置
<生産再開>
- 監視を強化して、生産を再開
<真の原因の究明(原因の確定)>
- 直接原因の背景にある真の原因を究明
<事後処置と歯止め>
- 逸脱時に発生した不適合品の処置
- 事故処理の経過についてのまとめ(記録)
- 必要によりHACCPプランの見直し、改善
修正処置として規定すべき事項
- 逸脱した状態を報告し、正常な管理状態に戻す手順
- 逸脱時に製造された製品ロット区分とそれに対する処置の方法
- 処置を担当する者及び処置について判断する者は誰であるか
- 処置を実施した記録とその保管方法