HACCP(ハサップ)の管理基準の設定方法について「事例3」

2018年09月20日

こんにちは。

 

先日から、「管理基準の設定方法」について書いています。

 

前回は「事例2 加熱殺菌工程で、中心品温がリアルタイムに測定できないケース」について書きました。

今回は、「金属検出器の感度を、より適切に設定するケース」について書きます。

 

事例3 金属検出器の感度を、より適切に設定するケース

金属検出器による金属異物の検出、排除の工程は、多くの場合重要管理点(CCP)になります。

金属検出器の管理基準は、鉄と非鉄のテストピースのサイズによって設定されますが、

対象とする原材料や製品の特性によって異なるので、

次の事項を考慮して設定する必要があります。

  • 対象とする物の大きさ、形状
  • 対象とする物が塩分濃度や糖度など、金属検出器の感度に大きな影響を及ぼす要因があるか
  • 金属検出器にかける時点での状態は、冷凍、チルド、常温のいずれであるか
  • 金属検出器を通過させるスピード(毎分何個の製品を通すのか)
  • 包装後、金属検出器にかける場合、包装資材の材質(アルミ蒸着フィルム、トレイなど)
  • 金属検出器を通過させるときの物の角度
  • 従来の経験で異物として発見される物の形状、材質はどのようなものが多いか

 

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