HACCP(ハサップ)の不良原材料発生時の通知と原因追究について

2018年10月29日

こんにちは。

 

前回はHACCP(ハサップ)の「原材料検査の結果のフィードバック」ついて書きました。

原材料検査の結果、不良原材料が発生していたら、通知し処置を求めることになります。

今回は、不良原材料発生時の通知と原因の追究について書きます。

 

不良原材料発生時の通知と原因追究について

受入れ時の検査や原材料の処理時に

  • 危害異物の混入
  • 腐敗・変質などの品質不良
  • 規格の間違い

などの重大な欠陥が認められた場合には、直ちにその状況を原材料業者に通知します。

原材料業者には、

  • 欠陥を含む恐れのあるロットの範囲
  • 原因の調査と対策

の報告を求めます。

 

これらの処置は初期処置と恒久処置とに区分して対応することが必要です。

  • 初期処置…暫定処置
  • 恒久処置…その欠陥が再発しないための是正処置。「その場しのぎ」ではない長期的な対策や根本的な解決策

 

初期処置については、できるだけ早い対応と処置を求めますが、

これで終わりにすると再発の可能性がありますので、

きちんとした是正処置を行い、歯止めをしておくことが重要です。

また、これらの経過については、記録として文書に残し、

その後同様な問題が生じたときの参考資料として役立てます。

 

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