2018年10月26日
こんにちは。
前回はHACCP(ハサップ)の「原材料検査の結果判定についての具体例」ついて書きました。
原材料検査を行い、結果を適切に判定したら、次はこの検査結果をフィードバックします。
原材料検査の結果のフィードバックについて
購入時や受入れ時の検査結果について、
単に検査が済んだら社内の関係部署に報告するだけでなく、
PDCAサイクルを回すためにその結果を原材料業者にフィードバックすることが、
原材料の品質の安定、向上に有効です。
原材料業者に検査結果をフィードバックすることにより、
「当社は原材料の品質に常に目を光らせていますよ」という牽制の効果も得られますし、
原材料業者自身も、この検査結果が改善を必要とする場合の参考資料となり、
改善を行った後の原材料ロットであれば、その改善が有効であったのかの検証にもなります。
フィードバックの頻度は、該当する原材料の
- 購入頻度
- 特性
- 過去の検査履歴
などにより、定期的にまとめてデータ送付するか、検査の都度送付するかを決定します。