2018年10月24日
こんにちは。
前回はHACCP(ハサップ)の「原材料の管理基準の設定方法」ついて書きました。
今回は「原材料検査の結果を適切に判定するには」について書きます。
検査された原材料が使用できるかの可否について、適切な判定が重要となります。
適切な判定をするためには、できるだけ数値化し、客観的に判断できるようにする必要があります。
官能検査について
数値化が困難な官能検査などについては、
言葉での表現だけでなく、写真やイラストなどによりわかりやすくする工夫も必要です。
官能検査は、主観による判定となるので、適切な判定ができる経験者によって実施する必要があります。
購入ロット内で品質のばらつきが大きい原材料について
購入ロット内での品質のばらつきが大きい原材料(畜肉、野菜の異物検査など)については、
該当するロットの抜取検査の結果だけで判定すると、
必ずしもロット全体の状況を正確に把握していることにはなりません。
そこで、該当するロットを傾向値として捉え、総合的に判定することが必要です。