2017年07月07日
こんにちは。
昨日は兵庫県川西市の発達障害、うつ病の方がご相談にお見えになりました。
この兵庫県川西市の方は、
幼少の頃から友達ができにくい、学業面でついていけない等ありながらも、
大学を卒業、就職をして働いておられましたが、
仕事となるとミスを連発してしまい、試用期間で契約を打ち切られ、
その後就労した会社でも同様にミスを連発、本採用にはなりましたが解雇となりました。
ミスを連発して叱責を受け、自信を喪失したことによりうつ状態となり受診したところ、
発達障害と診断されたとのことでした。
現在はうつ病が悪化し、ほとんど引きこもりの状態であるとのことでした。
障害年金の申請をしたいが、
障害年金に詳しい知人に相談したところ、
「発達障害は先天性だから20歳前障害になる。
20歳前障害だと障害基礎年金だから2級にならないともらえないけど、
発達障害だと2級は出ない」
と言われてご相談にお見えになりました。
これには2点、誤りがあります。
まず「発達障害は20歳前障害」という点です。
発達障害は確かに先天性の疾病であるとされていますが、
そのことにより直ちに20歳前傷病の障害基礎年金の対象となるとは限りません。
障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、
初診日に加入していた年金制度によって決まります。
- 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
- 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
- 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金
発達障害についても上記の通り、
初診日が厚生年金加入中にある場合は障害厚生年金の申請となります。
次に「発達障害だと2級は出ない」という点です。
障害年金は、病名によって受給の可否や等級が決まるものではありません。
発達障害についても障害の状態が障害等級に該当すると判断されれば、
障害年金2級が支給されます。
実際に発達障害で障害年金2級の認定を受けている事例もあります。
発達障害についても、障害厚生年金を受給できる可能性は考えられます。
この兵庫県川西市の方も障害年金の受給の可能性が考えられます。
スムーズに申請できるよう、しっかりとサポートさせていただきます。
・・・・・・・お気軽にお問合せください。・・・・・・・
障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
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