少しでも働いていたら障害年金はもらえない?

2017年04月04日

こんにちは。

 

今日は、兵庫県神戸市の統合失調症の方からお電話をいただきました。

 

この兵庫県神戸市の方は、

現在受給されている障害年金の更新が間もなくなのだそうですが、

現在A型作業所に通所されていて、いくらかの給料があるとのことでした。

周囲から「少しでも働いていたら障害年金はもらえないよ」と言われ、非常に不安を感じておられました。

 

「少しでも働いていたら障害年金はもらえない」という情報は、

弊所にご相談にお見えになる方からもよく耳にしますが、

必ずしもそうではありません。

 

精神障害で就労している場合、

労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

仕事の内容や就労状況、仕事場での援助の内容等を考慮して日常生活能力を判断し、

受給の可否は総合的に判断されます。

「働いたらもらえない」といった単純なものではありません。