2016年04月13日
こんにちは。
昨日は、兵庫県神戸市の広汎性発達障害の方の相談を受けました。
この方は、しっかり障害年金のことを調べておられました。
やはりインターネットで調べると情報はたくさん出てきます。
「兵庫県の精神障害の不支給率が56%」という記事や、
障害基礎年金の都道府県ごとの不支給率の表を印刷してお持ちでした。
不支給率の低い県では、
障害基礎年金の不支給率が4%前後なんですよね。
で、兵庫県は精神・知的障害に限ると56%が不支給となっているという格差を見ると、
やはり不公平感がぬぐえないとのことでした。
そして、両親がいる他府県へ引っ越すことの検討までされていました。
以前にも引っ越された方がおられました。
診断書も取得しもう間もなく申請という段階で、
兵庫県の不支給率について新聞に掲載され、
それをご覧になり「今から引っ越すから申請を待ってくれ!」と言われました。
障害年金を受給できるか否かが死活問題である申請者にとっては、
この不支給率の格差はこれほどまでに重要なことなんですよね。
私からは引っ越しについてお勧めはしていません。
しかし、地方公共団体のサービスに不満を持った住民が、
サービスの整った地方公共団体に転居するという動きは、
当然の動きであり、否定することはできません。
それほどこの不支給率の格差は申請者にとって大きなインパクトなんですよね。
改善されることを強く希望いたします。