障害基礎年金の受給者約1000人余りが支給打ち切りか、という記事について

2018年05月30日

こんにちは。

 

昨日の毎日新聞で、

日本年金機構が障害基礎年金の受給者約1000人余りに対し、

障害の程度が軽いと判断して支給打ち切りを検討している、

という記事がありました。

 

実際に、20歳前傷病の障害基礎年金の受給者が更新時期を迎え、

診断書を提出したところ、

「障害基礎年金を受給できる障害の程度にあると判断できなかった」

との審査結果が通知されています。

 

背景にあるのは、審査手続きの変更です。

以前は都道府県ごとの事務センターで行っていた審査を、

2017年4月に東京の障害年金センターに一括集約した結果、

不認定の割合が増えたということです。

 

障害厚生年金の審査は、以前から東京で集約されていたため、

このような地域差はありませんでしたが、

障害基礎年金の不認定の割合には地域差があり、問題視されていました。

 

特に兵庫県は審査が厳しく、

25%が不支給、精神の病に限定すると56%が不支給という結果でした。

そのため、わざわざ他府県へ転居して申請する方もおられました。

 

この審査の一元化により、

全国的には不認定の割合が増えたということですが、

主に兵庫県にお住まいの方々のサポートしてきた我々としては、

認定が得やすくなったという印象を受けていました。

 

しかし、今まで障害基礎年金を受給されてこられた方にとって、

この支給打ち切りのニュースは、看過できない問題です。

これまで受給できていたものが、支給停止となると生活には大打撃となります。

更新の手続きにあたっては、これまで以上に神経質にならざるを得ないでしょう。

 

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