2018年08月25日
こんにちは。
今回はHACCP(ハサップ)のハザード分析のための、
製造工程フロー図の作成について書きます。
製造工程フロー図とは、原材料の受け入れから製品の出荷に至るまでの製造過程を、
工程の段階ごとにフローとして表したものです。
製造工程フロー図は、HACCPプランの基礎となるので、
製造されたフロー図と実際に製造現場で行われている管理内容に相違がないか確認の必要があります。
製造工程フロー図を作成するときのポイントは、以下の通りです。
- 原材料の保管方法、処理方法を明確にする。
- 製造工程で使用する製造機器を明確にする。
- 製造工程に加熱殺菌される工程があるか。
- 加熱殺菌された後に、二次汚染のおそれがある工程があるか。
- 金属検出器などにより危害を防御する工程があるか。
- 冷却、凍結などの工程は、連続的であるかバッチ的であるか。
- 製造工程中で不適合品が発生し、廃棄処分などを行う場合には、どの工程で発生し、そのように処理するかを明確にする。
- 形状が悪いなど、健康危害とは関係しない理由で再使用する不適合品がどの工程で発生し、どの工程で再使用するかを明確にする。
原材料リストと製造工程フロー図の作成ができたら、次は、ハザードリストを作成していきます。