HACCP(ハサップ)の修正処置の設定について

2018年10月03日

こんにちは。

 

前回までHACCP(ハサップ)のモニタリングについて詳しく書きました。

ここまで、HACCP(ハサップ)の

  1. ハザード分析
  2. 重要管理点の設定
  3. 管理基準の許容限界の設定
  4. モニタリング方法の設定

というところまで書いてきました。

今回から「修正処置の設定」について詳しく書きます。

 

修正処置の設定について

  • 管理基準を逸脱した状態から正常な状態に戻すための手順
  • 既に製造されたものに対する処置

を事前に設定しておく必要があります。

問題が発生してからどうすればいいのか検討していたのでは、迅速で適切な処置ができません。

 

例えば、加熱工程でモニタリングをしていた結果、温度が基準より低かった場合ですが、

製造現場の担当者は、

  • 該当する製造ラインの稼働を停止
  • 職場の責任者に加熱温度が低いことを報告

報告を受けた責任者は、

  • 加熱不足の可能性があるロットを区分し、出荷停止
  • 原因を調べる
  • 原因が判明したら、その修正処置を実施

責任者は、

  • これらの内容を王位の管理職に報告し、生産再開の可否について指示を受ける

関係者は、

  • これらの内容を記録し、再発防止のための是正処置を検討実施します。

 

HACCPシステムでは、危害の発生を未然に防止するだけでなく、

万一問題が生じる恐れがある状態になっても、速やかに適切な処置がとられ、

正常な状態に戻すことができるようにシステム化することが求められます。

 

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