2018年10月08日
こんにちは。
先日からHACCP(ハサップ)の「検証方法の設定」について書いています。
今回はそのまとめと、HACCPプランの見直しの事例を書きます。
検証で行う事項
- 記録(チェックシート、作業日報など)の点検
- モニタリングが適切な方法で行われているか
- 原材料、仕掛品、製品などの検査による確認
- モニタリングで使用する管理用機器の校正
- HACCPプランの見直し
HACCPプランの見直し事例
- モニタリングが適切に行われているのに、管理基準からの逸脱が頻繁に起きている
→管理基準が適切に設定されているのかを見直す
- 製造仕様書が変更されたのに、HACCPプランの見直し、修正が実施されていない
→該当する管理項目について、再度ハザード分析を行う
- モニタリングの結果では異常がないのに、ときどき製造検査で不合格が出る
→モニタリングの方法(測定方法、頻度など)について見直す
- 製造に使用する設備や管理機器が変更された
→再度ハザード分析を行い、モニタリングの方法や管理基準を見直す
- 原料事情が急変し、使用する原材料の使用や原産地、ロットなどが変わった
→再度、ハザード分析の実施と管理基準を見直す