知的障害:30歳を過ぎてから障害がわかったが、障害基礎年金2級の認定事例

2024年04月08日

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こんにちは。

先日、兵庫県尼崎市の方から、障害基礎年金2級の年金証書が届いたとのご連絡をいただきました。

この方は、「子供の頃は障害があると気が付かず、大人になって(30歳を過ぎて)から検査を受けて障害が判明ため、障害基礎年金2級の認定は難しいのではないか」と不安を感じておられましたので、認定を得られて大変喜んでおられました。

以下に紹介しますのでご参考ください。

知的障害:30歳を過ぎてから障害がわかったが、障害基礎年金2級の認定事例

この方は、子供の頃は障害があると気が付かず、学校も普通学級で過ごしていましたが、学習面の遅れは顕著で、大人になってからも仕事が安定せず、現在は無職のため、障害基礎年金の請求を検討されました。

しかし、「子供の頃は病院には行かず、療育手帳もなく、特別学級でもなかったため、障害年金2級以上の認定は得られないのではないか」と不安に感じ、弊所にご相談にお見えになりました。

特別支援学級に通ってなくても、知的障害で申請は可能です。

知的障害の方の場合、発育・養育歴、教育歴などについても考慮されます。

また、特別支援教育、またはそれに相当する支援の教育歴がある場合は、2級の可能性を検討されます。

しかし、これは「特別支援学級に通っていなければ障害年金はもらえない」という意味ではありません。

特別支援学級に通ったことがなくても障害年金を受給出来ている事例はあります。

 

療育手帳の交付を受けていない場合

知的障害の方の場合、療育手帳の有無や区分を考慮されます。

しかし、これは「療育手帳を交付されていないと障害年金はもらえない」

という意味ではありません。

療育手帳の交付を受けていなくても障害年金を受給出来ている事例はあります。

また、大人になってから知的障害が判明し、障害年金を受給している方もたくさんいらっしゃいます。

「大人になってから申請しても、遅すぎて障害年金はもらえないんじゃないか?」とご不安な方は、ご相談ください。

障害年金請求のサポートをスタート

この方は、食事の準備や部屋の清掃など、ほとんどを家族に頼っており、単身で行うことは困難な状態でした。

家族だけでなく地域の支援センターからもサポートを受け、なんとか生活をしている状態したので、この状態は以下の障害年金2級に該当する可能性が十分に考えられると判断しました。

知的障害の障害年金2級の状態

食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの

※知的障害の認定にあたっては、知能指数のみに着眼することなく、日常生活のさまざまな場面における援助の必要度を勘案して総合的に判断されます。

請求サポートさせていただき、無事支給となりました。

この方の場合、過去の就職先では、複数の指示に対応できない、抽象的な指示に対応できないなどがあり、長く勤めることが困難な状態でした。そのため、現在は無職の状態が続いていました。

そこでこれらの具体的な状況を請求書類にしっかりと落とし込み、さらに、日常生活ではどのような状態で生活をされているかリアルに審査機関に伝わるよう作成しました。

結果、障害基礎年金2級(年額約79万円)の認定を得ることができました。

最初にお会いした時は、「大人になってから知的障害で申請をするのは、遅すぎて障害基礎年金2級の認定は無理なんじゃないか」と不安を感じておられましたが、無事に認定を得ることができて大変安堵しておられました。

★お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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