2018年11月13日
こんにちは。
前回、HACCP(ハサップ)による管理について、「原材料処理工程での異・夾雑物の除去」ついて書きました。
原材料処理での異・夾雑物の除去にあたり、検出機器を設置している場合がありますが、
この検出機器にも注意する必要があります。
HACCP(ハサップ)で対象とする物理的危害となるものに、
金属、石、ガラスなどの危害異物がありますが、
今回は、これらを除去する機器に関わる留意点について書きます。
金属異物を除去する場合の留意点
畜肉の検査では解凍工程前の開梱時に金属検出器でチェックするケースが多いのですが、
牛肉や豚肉では10〜20キロの大きな包装サイズの原料が多いため、
ケース単位でのチェックでは高感度での検出を期待することができません。
少なくとも5キロ程度以下でチェックすることが望ましいでしょう。
また、この場合もできるだけ感度のいい冷凍状態で装置にかけること、
さらにテストピースによる金属検出器の作動チェックと調整を適切な頻度で行うことが大切です。