2019年01月09日
こんにちは。
HACCP(ハサップ)による管理について、「加工工程の管理のポイント」について書いているところですが、
前回、前々回は、金属検出器の使用においての留意しなければならない点について書きました。
今回は、X線異物検出器について書きます。
X線異物検出器の使用について
近年、X線を利用した異物検出器が性能の向上と価格が低下したことにで、使用されるようになりました。
X線異物検出器は、金属検出器では検知できない、
- 骨
- 石
- ガラス
- 硬質プラスチック
等の異物に対して大変有効です。
また、金属検出器での検出が困難であった、包装材料に、
- アルミ製皿を使用している製品
- アルミ蒸着フィルムを使用している製品
にも対応が可能となりました。
しかし、このX線異物検出器も、内容物の比重のばらつきが大きい製品には向かないという特性から、
有効性は異なるので、導入においては、事前に十分な検出テストをすることが大切です。
金属検出器、X線異物検出器の両方とも、
物理的危害を排除できることにより重要管理点(CCP)となります。