2019年01月08日
こんにちは。
HACCP(ハサップ)による管理について、「加工工程の管理のポイント」について書いているところですが、
前回は、「異物のチェックと除去」にて、
金属検出器の使用においての留意しなければならない点について書きました。
金属検出器の感度の確認
金属検出器の感度の確認にはテストピースを使用します。
- テストピースを流すとき
該当する製品の形状やノイズの発生などを考慮して、テストピースと製品を同時に流すことが重要です。
- 稼働開始前で製品がないとき
製品のノイズに合わせた製品ダミーを使用するようにしましょう。
消費者からのクレームで返された金属異物を該当製造ラインの金属検出器にかけたら、
きちんと検知・排除することがあります。
これは、いったん検出され排除されたが、
排除後の取り扱いが悪かったために良品に混ざってしまい、
そのまま出荷されたケースが多いと考えられています。
こうした場合、
- 排除された製品を区分して保管管理する専用ボックスの設置
- 作業手順の見直し改善
といった対応が必要となります。