2019年01月18日
こんにちは。
前回、HACCP(ハサップ)システムの導入と運用のために、
HACCPチームを編成する必要があることを書きました。
チームの編成となると、組織論が先に立ち難しい話かと考えてしまいますが、
自社の現状から、活動しやすいフレキシブルな形を取ればいいでしょう。
目的は、HACCPシステムを円滑に導入・推進することですので、
そのための責任と権限が明確にされていれば、形に殊更こだわる必要はありません。
しかし、どんな形でHACCPチームを編成しようと、HACCPチームを機能させるために重要なことは、
「HACCPは生産活動の一部であり、全員参加の活動であること」
を、生産工場すべての部署の従業員に認識してもらうことです。
HACCP導入時の最初の障害は、製造現場の従業員が、
「HACCPは品質管理の担当者がやることで、我々には関係ない。
この忙しいときに面倒なことをやらされるのはごめんだ」
とHACCPの導入の意義を認識せず、なかなか協力が得られないことです。