2019年01月22日
こんにちは。
前回、HACCP(ハサップ)導入に対して従業員に拒否反応が出ないようにするためには、
- 社長のリーダーシップ
- 製造現場への根回し
が大切であると書きました。
HACCPを導入したものの機能しない障害として、
製造現場での拒否反応の他に、
企業のトップが口ではHACCP導入の必要性を論じるものの、具体的な活動は事務局任せで、
有効な支援をしないケースが考えられます。
HACCP導入の動機が、
- 得意先に導入を要望されたから
- 競合他社が導入しているから
といった、本来の意義を理解しないまま導入を支持したケースで見受けられるようです。
これでは工場全体の活動にするのが困難であり、
事務局だけが製造現場との板挟みになり苦労することとなります。
企業のトップが以下を行うことが大切です。
- 自らHACCP導入の必要性を認識すること
- 組織的な活動の推進を進めること
- 関係部署にトップとして必要な支援を行うこと
HACCP導入が成功するか否かは、
企業のトップがいかにリーダーシップを発揮するかにかかっていると言えます。