2019年02月04日
こんにちは。
前回、HACCP(ハサップ)導入が成功するか否かは、
企業のトップのリーダーシップが非常に重要であることを書きました。
HACCPチームの編成は、現状に即して行えばよいのですが、
今回は参考としてチーム編成のモデルを書きます。
HACCPチームの編成について
HACCPチームの編成は、
- 各メンバーの役割を明確にすること
- その役割に応じた編成をすること
が大切です。
例として以下のような編成が考えられます。
- チームリーダー…総括責任者の立場にある工場長があたり、HACCP推進チームの活動に対する最終責任を負う。
- 推進メンバー…工場全体の取組みとするため、すべての部署の責任者をメンバーとします。推進メンバーはHACCPチームの活動方針の決定や実行メンバーに対する支援を行います。
- 実行メンバー…会社の事業規模が小さい場合は、推進メンバーと実行メンバーを統合して活動しても問題はありません。事業規模に応じて柔軟に考えます。
HACCPの導入は生産現場に密着した活動となるため、製造ラインごとに実行メンバーを編成し、
キーパーソンとなる者をメンバーとします。
メンバーは原則として業務に精通した十分なスキルを有しているとともに、
各職場のキーパーソンとしてリーダーシップを持って活動できる人を選出することが望ましいのですが、
なかなか最初からこのようなスキルを有した人材が揃うことは難しいため、
HACCPチームでの活動を通じて育成していくことも必要となるでしょう。