2019年01月11日
こんにちは。
HACCP(ハサップ)による管理について、「加工工程の管理のポイント」について書いているところですが、
前回は「製品の表示のミスへの対応」について書きました。
今回は「製品の保管管理」について書きます。
製品の保管管理について
製品は出荷されるまでの間、製品保管庫で保管されますが、
冷凍食品やチルド食品の場合は、この温度管理が重要です。
特にサラダなどのチルド流通で消費期限の短いものについては、温度管理が不十分な場合、
生物学的危害である有害微生物の増殖の可能性があり、
製品の特性によっては重要管理点(CCP)となります。
温度管理以外で保管中に起きやすい問題は、
- 保管庫への入庫を担当者が忘れること
- ラインのトラブルでパレットの積み残しが出てしまい、長時間常温に放置される場合
などです。
対応策としては、以下が考えられます。
- 保管庫の温度変化が発生した場合…速やかに担当者に知らせる警告灯などの設置
- 製品の取扱いの問題…作業手順の見直しと改善を遵守させること