HACCP(ハサップ)による製造現場での薬剤の管理について

2018年12月12日

こんにちは。

 

以前、HACCP(ハサップ)による管理の「加工工程の管理のポイント」について書きました。

前回は、「加工工程での異物の混入の防止」について書きました。

今回は、製造現場での薬剤の管理について書きます。

 

製造現場での薬剤の管理

製造現場では、洗浄剤や殺菌剤を製品容器のまま持ち込み、

手洗いの横や機械のそば等あちらこちらに置いているということがあるようです。

こうした工場では、工場全体に相当量の薬剤が放置されていることになりますが、

以下のような状態が実情ではないでしょうか。

  • どれくらいの量の薬剤があるか把握できておらず、いつ間違えて中間製品などに混入してもおかしくない状態にある
  • 万一混入しても状況把握ができないので、どの程度混入してしまったかがわからない

 

洗浄剤や殺菌剤は、化学的危害の要因となりますので、十分な管理が必要です。

具体的には、以下のような体制をとる必要があります。

  • それぞれの薬剤について保管責任者を定める
  • 混入の恐れのない加工場外に所定の保管庫を設置する
  • 在庫管理や発注も含めて一元的に管理する

 

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