2018年11月28日
こんにちは。
以前、HACCP(ハサップ)による管理の「加工工程の管理のポイント」について書きました。
前回、加工工程の管理のポイントの「加熱殺菌工程の加熱温度・時間のモニタリング」について書きましたので、
今回は「加熱殺菌工程での逸脱に対する修正処置」について書きます。
加熱殺菌工程での逸脱に対する修正処置
加熱殺菌工程の加熱温度・時間のモニタリングの結果、逸脱が発生すれば、
- 該当するロットを明確にする
- 正常品と区分する
- その原因を調査する
- 適切な修正処置をとる
ことが大切です。
逸脱の原因としては、
- 加熱機器の蒸気圧やガス圧の低下
- ライン投入量の許容量オーバー
など様々な原因が考えられます。
事故発生報告書には、
- 逸脱の原因
- 実施した修正処置の内容
- 該当ロットの処置
などを記録し、関係者に報告して、逸脱による事故の再発防止に努めます。